きょうされんの埼玉県への要望活動

9月にきょうされん埼玉支部の埼玉県との予算要求のための懇談会がありました。埼玉支部の利用者部会WA会で副部会長をしているIさんは、この日の為に、県の人にどのような話し方をしたら、自分たちの苦しい現実を理解してもらえるのだろうかと、悩んで発言内容を練習したりしてきました。
要望の内容は、埼玉県内の障害者施設で暮らしたり、作業をしたりしている仲間たちから集めているので、必ずしも自分がやりたい要望という訳ではありませんが、Iさんはいくつかの要望項目の中で、一番自分の気持ちに近い「物価高騰による生活苦」を要望する担当を希望して、県の人と懇談することにしました。他にも、障害のある人たちの災害、施設の老朽化による改修時の補助金、施設の職員が足りず、作業や日々の活動が滞っていることなど、いろいろな要望を、WA会の代表メンバーで要望していきました。
Iさんの発言の番になり、まずは、県の職員はいくらくらい給料をもらっているのか?障害者の収入がいくらか知っているか?など県の人に質問を投げかけていました。家族の老齢年金など含めて生活してきたが、物価高騰で、服や本も買えなくなった。外食もできなくなった。少しでもお母さんにお金を渡して楽させてあげたい。と、訴えていました。
予算要求が簡単に通る事はありませんが、県の人たちに自分たちの実情を直接訴えることができました。いつか、みんなの思いが通じて、年金が上がったり、工賃があがったりすると良いですね。