きょうされん「中央署名活動 池袋東口」

コロナ流行前は、毎年障害者週間の金曜日にきょうされんの街頭署名活動を新宿西口でおこなっていました。4年ぶりに池袋東口に、場所を変えて署名活動をやることになりました。しかし、この週末はいろいろな行事が重なってしまい、春里どんぐりの職員は署名活動に参加することが難しい状況でした。きょうされん埼玉支部WA会(埼玉県内の障害者施設の仲間が代表で集まっている利用者部会)のメンバーのAさんに相談をすると、「職員が行かなくても、自分は参加したい。たくさんの人たちに僕の話を聞いてもらいたい!伝えたいことはたくさんあるんだ!!」と訴えてきたので、1名の参加申し込みをしました。
きょうされん活動に熱心なAさんは、一旦春里どんぐりの家に来所してから、池袋に出発しました。直前にどんな報告をするのか尋ねると「旧優生保護法問題では、たくさんの障害のある方が強制不妊手術をさせられた。生活保護問題では、未だに苦しい生活を強いられている僕たちの仲間がいて、裁判も勝ったり負けたりしているから、何とかしないといけない。今年の埼玉県の要望活動で代表で話してきたことは、障害者施設の職員がどんどん辞めてしまうことだ。福祉の仕事をしている人たちのお給料が安いから、なんとかしないとならない。そして、一番大事なのは、僕たち障害者の収入が安い事だ。一生懸命に働いているのに、障害者施設のお給料は一般企業の10分の一以下だ。きちんと国が手当てを出してくれないと、僕たちは親亡き後は生きていけない」社会のみなさんに、私たちを取り巻く現状を伝えて、国を変えていきたいと、一生懸命なAさんでした。
後日、きょうされん関係者から、Aさんがしっかり演説をしてくれていたと、報告をいただきました。