全国聴覚言語障害者福祉研究交流集会「なかまの集い」1日目①

全国から、聴覚障害関連の方々が集まり、学習や交流、情報共有などを行いました。この集会では、聴覚障害のある子供や聴覚障害者施設を利用している仲間たちが交流する分科会もあり、1日目32人、2日目28人の仲間が参加してくれました。春里どんぐりの仲間も全員参加でした。

1日目の一部は、いつも春里どんぐりで一緒に活動をしてくれている、アートの先生たちと新聞紙を使って、りんごを作りました。りんごと言っても爽やかな味のフジや、甘みの強いツガル、青いトキなど、さまざまなりんごがあります。本物のりんごを手に取り、撫でて形を確認すると、上からみると5角形の形になっていることがわかります。ヘタの部分やお尻の凹みも確認しました。香りも嗅いでみました。酸っぱいりんご、甘いりんご、それぞれです。

まずは紙コップを縦に5枚の花弁のようにして、ちぎった新聞紙を巻き付け、りんごの輪郭をつくります。種の部分は針金で作った芯の周りに新聞紙を固く巻いてしっかりしたりんごの真ん中の部分をつくり、組み立てます。紅、真っ赤、オレンジ、朱色など、同じ赤でも少しずつ色の違うマスキングテープをひとり一本づつ持って、しっかりとりんごに巻いていきます。途中で、隣の人のマスキングテープを借りて、少しずつグラデーションも作っていきます。更に和紙を貼っていくのですが、少しずつ、みんなの個性が見えてきます。大きくて柔らかいりんご、重たいりんご、小さくて実が詰まったりんご。金や銀の和紙を貼ったピカピカのりんご、💖マークがいっぱいの可愛いりんご、どのりんごも美味しそうに出来上がっていました。

最後にひとりずつ感想を語り、みんなのりんごは集会のメイン会場の入り口にクリスマスツリーにかけて飾りました。集会参加のみなさんが、記念に写真を撮って帰って行ってくれました。2部の報告も後ほど。